超ポジティブな友達と余裕のある生活の話 -免許合宿が私にもたらしたもの-

これは、10月に行ってきた免許合宿の回想録である。

 

免許合宿の最初、

人と関わるのがめんどくさくて仕方なかった私は不機嫌だった。

 

マシンガントークを繰り出す友達。

私のリアル1週間分くらいの会話量をバスでかましてきた。

話をするのも聞くのも慣れていない私は本当に疲れてしまっていた。

 

そして、合宿所について、

いきなり予定が決まっている謎の生活。

そして、次の日の予定がわからない謎の生活。

ストレスも疲れも溜まっていった。

 

そして、追い打ちをかけた仮免不合格。

自分の思い通りにいかないことばかりだった。

 

この仮免不合格あたりから、

心持ちがどんどん変わっていった。

 

何が起きても超ポジティブな友達。

人と関わることによる、予想していないことの連続を

楽しい、と思うようになってきたのだ。

人と過ごすと、すべての時間が自分の思い通りに進むわけじゃない。

それが、面倒くさくて、疲れると思っていた。

 

いつからか、この生活が終わるのが寂しいと感じるようになってきた。

 

ルームメイトと最後の夜。

楽しそうに人のために誕生日を祝おうとするみんなの姿に正直感動した。

買い出しじゃんけん負けたときは絶望したけど

一緒に話してたら行きも帰りもあっという間だった。

意外と早く終わった大富豪。

盛り上がらなかった暴露話。

今思い出すとすべてがいとおしく感じる。

 

そして、持て余した時間で行ったうだつの町並み。

町並み自体は良くも悪くも期待通りだったけど、

あの日、体力を振り絞って言ってよかったと思った。

思い出が一つ増えた。

 

めんどくさくて無駄が多い日々は

思い出すと愛おしい日々だった。

 

昔、一人でいるくらいなら誰かといたいと思っていた。

それは依存をもとにしたものだったからよくなかった。

でも今は、自律した人間同士が共存して

めんどくさい無駄が生まれる生活を

すごく送りたいと思えているのだ。