エンジンと呪縛は紙一重だった話。

突然だが、私はジャニーズが好きである。

ドはまりしたのは、NEWSの手越くん、SixTONES松村北斗くん。

一時期動画を見漁ったことがあるのは、Hey!Say!Jump!の山田くん、キンプリの永瀬廉くん、キスマイの玉森くん、HiHi Jets井上瑞稀くん。

そんな感じなのだ。

 

今は、SixTONES松村北斗くん(以下北斗くん)にはまりすぎて、動画を見るだけで心が苦しい。

 

実はドはまりしたのはジャニーズだけじゃない。

 

芸人のミキ亜生さんは、漫才で一目見た瞬間にその表情が忘れられなくなり、熱心に追いかけている。

その次に大好きな芸人さんは、四千頭身の石橋くん(以下バシくん)。立ち位置が上手な上に笑うとめっちゃさわやか。

 

そんな感じで誰かに熱狂し続けている自分である。

 

そこで出てきたのが、「この方たちとどんな形でいいから関わりたい」という欲望である。

 

なんとも愚かな欲望である。

 

と思っていたけれど、その欲望が、「一緒に仕事したい」という願望に変わりつつあるのだ。

 

私は、ドラマが大好きで、映像業界にあこがれていた。

何かを作れる人がうらやましくて仕方なかった。

自分にはそんな才能絶対ないと思っていた。

でも最近、挑戦したことがないだけなのかもしれないと気付いた。

気づいたのが22歳。

遅すぎないか?とも思ったが、冷静に今後の人生の方が長い。

 

今をときめく彼らと、彼らが旬なうちに仕事ができるかはわからないが、

(同年代の方もいます)彼らと一緒に年を取り、

一緒に成長して仕事をしたい、と思い始めたのだ。

 

早く見積もって30歳をマイルストーンにしてもあと8年ある。

大学に2回も通える。

死ぬ気で努力したらある程度のところまで行けるんじゃないか。

 

そんなあまーい妄想をしていた。

 

しかし、そんな甘すぎて胃もたれするような妄想は、私を動かすエンジンにもなる。

「この先に、一緒に仕事ができる未来が待っているかもしれない」って思うだけで

1日のやる気がわいてくる。それで朝起きた日は数えきれない。

 

一方で、やればやるほど、これで近づけるのか?という感覚にも襲われる。

彼らが一流であるからこそ、遠くて、遠くて、遠すぎる存在であるのだ。

そんなギャップが、「どうせ無理だ」「無駄だ」という無力感、虚無感を醸し出す。

 

そして、そんな虚無感に襲われ、無気力だった今日、ふて寝をしようとしていた。

そんなとき、ある映像が頭の中に流れた。

「When you wake up さあ 飛び出せ your Life 

Are you ready OK? 気ままなFirst Step」

SixTONES Laugh in the lifeの歌いだしの北斗くんの歌割だ。

 

心が疲れていた私は、いいようにこの部分を解釈した。

「目が覚めて、準備ができたときに、気ままに1歩目を踏み出せばいいんだ。」

都合がよすぎる解釈だが、ふて寝していた私は起き上がった。

 

今日の作業はもう終わりだと思っていたけど、時間を決めて、

その時間に少しでも進捗が生めればOK、ということにした。

ゆるすぎるけど、歩みを止めずに済んだ。

 

 

遠くて、遠くて、遠すぎる、一番星のような彼らに、

才能も何もない私なんて届かないかもしれないけれど、

それは自身の可能性をあきらめる理由にはならない。

 

さーあ、貴重な作業時間はあと少し。頑張ろう。