恋愛に求めていたものを必死に考える女の子の話
感情が全然整理できない。
別れを全然受け入れられない。
そんな風に1日は過ぎていく、何も生まないまま。
けど、とめどなく感情は生まれてくる。
この感情を無駄にしたくなくて、また誰に見せるでもない文章を紡いでいく。
「恋愛に求めるものが違うのはお互い大きかったよね」
今日、別れたばかりの元彼に言われた言葉で一番考えさせられた言葉だ。
もちろん、自分の感情を動かした言葉は他にもっとあるけれど、じわじわ尾を引くような問は正直これだけだったのかもしれない。
実際に彼と別れることが現実になり始めて、LINEの履歴を見ていて思うのが
やっぱりつらい思いをしていた時間は、思い込みとかじゃなくて、事実として多かったっていうこと。
その事実が、この別れを少しだけ正当化してくれる気がして、
それを確認してすぐ、トークの履歴を消した。
もう、彼がしてくれたことも、彼がしてくれないでいたこと、してくれなかったことを思い出さなくてもいいように。
私は、彼が全然信用できなかった。
常に浮気を疑っていた。
私は、彼が私に会いたいと思わないのが不思議で仕方なかった。
だって、好きだったら会いたくなるのが当たり前だし、会いに来てくれるのが愛だと思っていたから。
でもそれは私の価値観で、
それがなんで形成されたのか分かった。
私は、今実家に帰省している。
そう、お父さんだ。
お父さんは、私が家にいると仕事を切り上げて帰ってくる。
家が近いおばあちゃんには、週に最低でも3回は会いに行っている。
その影響ですごく嫌だったけど、どちらの親にも最低月1回は会わされていた。
まさか、小中の時のこの経験がここまで顕著に自分の価値観に反映されているなんて思いもしなかった。
その一方で、彼は、おそらくあまり構ってくれない親に気を遣い、きっとおばあちゃんには会いたいときに会いに行っていたんだろう。または、まあまあおばあちゃんに育てられてきたんだろう。その彼に、「大事な人に会いに行く感覚」が欠落しているのもうなずける。
しかし、そこに対してお互い理解できなかったのが良くなかったと思うし、
これが「お互いが恋愛に求めているものが違いすぎる」原因だったのだろう。
私は、会わない、連絡しない関係は大事にしているとは言わない。
でも彼にとっては、関係を持っていること(親子、恋人同士)とそれに対する信頼があれば、それで成立するのだ。
彼のバックグラウンドに関することは邪推で、もし彼が性格的にこの考え方なのだとしても、かみ合わないのはれっきとした事実である。
お互いそれを俯瞰することも、すり合わせることもしなかった。
そしてどちらかが過度に我慢することもなかった。(好きすぎて価値観の違いを我慢している友人をごまんと見ているので)
そりゃ、かみ合わんし苦しいし喧嘩するし、別れたくなるわ、お互い。
後からこの文章を読んで、たぶんあの時、別れたことを正当化したかっただけなんだろうな、とか思うんだろうけど
今の私が考えていることはこれが全てだし、現状は精一杯だなって思います。
やっぱり、「別れた」っていう事実と、
こんな短期間で「彼が私のことを好きじゃなくなった」事実は
全然わからないし受け入れられない。
とりあえず、頭から出せる思考は全部書き出して、次に進みたいだけなのです。