原点を思い出すのに十分な場所
私の親友の定義は、
「いつあっても昨日まで一緒にいたみたいな関係性でいられる仲」
だと思っています。
約3年ぶりに会った、高校の時に一番仲が良かった友達は、
電話口から変わらなかった。
1時間くらい、お菓子を買うために悩んだ店がある。
その店は、私の心を一番動かした。
一緒に行った人の記憶は薄い。
1人で何分もお菓子とにらめっこしていた。
あの余裕はどこにあったんだろうか。
人の顔を思い浮かべて駄菓子を選ぶ感覚は新鮮だった。
そして、何より、いつから私はひとりじゃ生きていけなくなったんだろう。
誰かの温かさ、時間を共有する楽しさ、誰かを想える幸せ。
全て知ってしまったから、
知らなかったあの頃には戻れなくなってしまった。
そして、もう一つ。
OSTMDの自分。
誰かに好かれたい阪大生の自分。
そんな自分を被って、本当の気持ちを忘れるようになってしまったんだと感じた。
そんなことを感じ思い出した、近所の駄菓子屋でした。
もうちょっとだけ帰省していたかったな。