実はこんなことがありました。
半年の同棲と、そのうち後半3か月の浮気。
口を開いてもごめんなさい以外言わない彼。
面白がって広がる噂、心無い言葉。
一緒に彼の悪口を言ってくれる友達もいるけど
恋愛にどっちかが悪いなんてないから、言えば言うほど苦しくなる。
そして、離れてからも、日常は続く。
バイトには行かなきゃいけないし、
ミーティングにも行かなきゃいけない。
止まったら膝から崩れ落ちそうで。
だから一生懸命歩いていた。
流すはずの涙は、
汗とともに流れ、お酒と一緒に飲み込んだ。
(今年の年末はおいしくお酒をいただきました)
Slackを見ている時間だけは安心できた。
誰かが生産しているのを見て、
誰かが生産しているものに色々言って。
自分が進んでいる気持ちになれた。
友達や家族といる予定の時は頑張って笑った。
でも、笑えば笑うほど
思い出したりしんどかったりする時に出る顔は
どんどん疲れていった。
感情があんまり動かなくなった。
感情が動いたらどんな自分になるかわからないから。
やりたいことを心に聞いても何も出てこないのは
ぽっかり空いた心に封をしていただけだったのかもしれない。
ただ、一緒にいて楽しくて、高め合えて、気の許せる特別な人を、嫌いになるしか選択肢がなかった、心に空いた大きすぎる穴を、懸命に塞いでいただけだったのかもしれない。
そんな私に訪れた機会が
バックパックフェスタ名古屋だった。
Play.Gooseの歌を聞いた私は、
叫んで歌って。すごく楽しんでいた。
全てを忘れていた。
そこで気付いたことが2つあった。
ひとつめ。どんな小さな行動でも大事だってこと。
ふたつめ。しんどい時は無理して笑わなくていい。
気付いた私は、ちょっとだけ気持ちを吐き出して。
ちょっとだけ楽になっていた。
どんな一年にしようかな。早く決めないと。