就活事後談。
「経験は、何度も自分の中で文言化することによって価値になる」
こんなようなことを言っていた友達がいた。
その時から、自分が頑張ったり、大変だったりしたことを、
何回も、その時の自分に合わせて文言化することを実は心がけている。
このブログは、そのためにあるんじゃないかな、って思う。
今日書くのは、就活について。
もっと大変で先の見えない時期にその苦しみを書いておけばよかったな、って思ったけど、その時は苦しくて、先が見えなくて、文章なんて書く気にならなかった。そんなもんだ。
私は、人材系のメガベンチャーへの就職が決まっている。
正直にいうと、自分の中では、80点の就活だった。
「及第点だけど、満点じゃない」
ってずっと言っている。
残りの20点分のもやもやが5割も今日晴れたので、その話をしたいと思う。
(ってことは90点になったね!)
私は、実はテレビ局に行きたかったのだ。
エンタメの力で、たくさんの人を救いたい、そう思っていた。
だけど、全て書類選考で落ちてしまい、意気消沈していた。
「就活するために、自分は1年延ばしたんだ」
という決意は、いつの日にか、自分への重圧に変わっていった。
典型的な、就職を目的にした就活が始まったような気がした。
今日久しぶりに就活のノートを見返すと、そこには落ちたくなくて必死だった自分がいた。
人事に聞かれて答えられなかったことを必死に埋めていた。
きっと本音も本音じゃないことも混ざっていたんじゃないかな、って思う。
そんな苦しい就活の中、唯一ずっと信じていたのは、自身の嗅覚であった。
学生団体では、私の感覚は理解されてこなかった。
そりゃ人間、根拠のないものに対して、議論するのは難しいわけだから当然である。
でも就活は違う、自分の人生だ、そう言い聞かせて大事にしてきた。
そして、最初に内定がでた、今の会社に決めた。
その会社に決まったことを話して、信頼している社会人に
「本当にいい会社だし、合ってると思う」って言われたときは、肯定されたみたいで嬉しかった。
結局自分の選択を信じ切れていないのかもしれない。
そして、どんどん今日の話に戻していく。
困っていることを聞かれたときに、エンタメ業界の未練の話をした。
そしたら、「エンタメ業界で今後必要になりそうなことを妄想して、それにつながる業種を会社の中で選んだりしたらいいじゃん」って言われた。
ご本人は、もしかしたら思い付きだったかもしれないけど、今までの中で一番頭がクリアになった答えだった。
そして、テレビの話をさせていただいた時に、シンプルに面白い、って言ってもらえた。
私なんて、引きこもりの少しヲタク気質のあるテレビ大好きマンでしかないと思っていた。
でも、そのヲタクな熱を帯びた私のエンタメ・マスコミ業界の話が面白かったらしい。
「今後、テレビ局が再放送すべき番組と、それにつけるべきスポンサーとかを考えてnoteとかに書いたら需要あるんじゃない?」とか言われてはっとした。
好きを生かして仕事をするとか、発信するとか、自分にはできないと思っていた。
だけど、ビジネスの視点で、大好きなテレビを見ている私は、その掛け合わせで価値を埋めるんじゃないか、と少しだけ思えた。
もちろん全然甘くないと思うけど。
このご時世、挑戦したいことに外に出て挑戦できない。
家の中にいるだけだ。
有益に過ごしたもん勝ちみたいな発信に嫌気が差していた。
そりゃ、目的もなにもないのに、ただ有益に過ごすなんて無理だ。
だけど、今、少しだけ見えた光に沿って、
世の中に伝えたいことを整理したり、
自分の目から見ているテレビ業界を言葉にしてみたり、
そんなことができるのは今なんじゃないかって思った。
人生悪くない、私はまだ、進める。